カナザワ・フリンジ

取りこぼされそうになる社会や事象のフリンジ(周縁)に眼を向け、既成の概念や型を越えて、いま、あるべき表現を地域から導き出し、導き出されたものを地域が引き継いでいく。国内外から招聘するアーティストやクリエイターが彼らの視点で金沢の課題、人、場所とインタラクティブに関わり、時勢を捉えたパフォーマンスにおける創作表現活動を行う地域密着型・実験的なプログラム。

第1期(2015年)「Museum x KNZ Fringe 〜街と、人と、出会う」

英国から気鋭のアーティスト3組を迎え、金沢の文化や歴史に触れ、地域と交流しながら新作のアイディアを練り上げる第1期(6/8〜22)、日英の参加者が協同して新作を創作、上演する第2期(9/26〜10/14)の2段階で実施。街中の3カ所の会場で、実験的かつ刺激的なインスタレーション&体験型パフォーマンスを開催しました。

第2期(2016年〜2017年)「カナザワ・フリンジ2017」

ディレクター制で2年にわたりプログラムを実施。5人の地域ディレクターとアーティストやクリエイターが自由にテーマを探求し、リサーチと創作を行いました。5つの多様なオリジナルプログラムが生まれ、2017年11月3日〜5日に当館及び街中の会場でパフォーマンスやインスタレーション、トークなどを開催。

第3期(2019年〜2021年)「カナザワ・フリンジ ver.キッズ RADIO Lookout 『金沢未来展望ラジオ』」

公募で集まった金沢市の小学4年生〜5年生10人とアーティストが、街の隅々に眼を向け、大人との対話を通して金沢の未来展望を描き出す学びと発見のプロジェクト。脚本家、演出家、パフォーマーとして活躍する英国のアーティスト、アンディ・フィールドとともにクリエイションワークショップを行い、ラジオ放送型のライブパフォーマンスを行いました。